大切な人が癌になってしまったら?◆〔燭けの選択をする勇気と覚悟

  • 2019.06.23 Sunday
  • 16:16

2018年8月 私の最愛の夫は胃がんでこの世を去りました。

病気と向きあって生きて行く為の手助けになればと思い、私の体験談をお話します。

 

癌になると、何度も命をかけた選択を迫られる事となります。それは本人も家族にとっても恐怖でもあり、希望でもあります。今回は最初の選択、命をかけた賭けのお話です。

 

いきなり余命一週間と言われてしまった夫。

諦めすに闘病する事に決めた所まで、前回のブログでお話させて頂きましたね。

 

 ●前回「大切な人が癌になってしまったら? 廚呂海舛から

 

ここからが、大変でした。

本当に泣いてる暇なんてありませんでしたよ。

だって夫の命は一刻を争う状態で1日毎に生存率は下ってしまうんですから。

 

まず決めなければいけない事は、どこの病院で手術するのか?と言う事でした。

だって この病院には呼吸器科目当てで来院したので、まさか癌の手術をする事になるなんて想定外でした。

 

担当して頂いたのは若い内科の先生と、こちらも若い外科の先生でした。

この2人の先生は、色々調べて他の病院にも電話で問合わせてくれたりと、私達が選択出来る事を提示してくれました。

 

まず大きな癌専門病院に転院するメリットとリスクとそちらの先生の夫の癌に対しての見解も聞いてくれました。

時間にない私達には、セカンドオピニオンを受ける時間もないので、本当に助かりました。

 

そして若い外科の先生が「ここの病院は大きな病院に比べれば経験も少ないし専門でもないですが、すぐに手術できます。転院して時間を無駄にするべきではないと思います。私に切らせて下さい。」と言ってくれました、夫は私をちらっと見て「宜しくお願いします」と答えました。

 

あとで、「勝手に決めてごめん、でも信頼できる先生の方がいいじゃん。おかあちゃんだって、あの先生好きでしょ?」って笑いながら言ってましたけど。もちろん私も異存はありませんでしたよ。

これが、最初の選択となる命がけの賭けでした。

 

今回の手術の説明は、癌の検査結果は出ていないが、癌なのは、ほぼ間違いない、しかも顔つきの悪い癌。

開腹してみないと不明だが、ステージは2〜4だろう。

ステージが2.3で、他への転移がなければ胃を全摘出する。ステージ4で他への転移があれば、癌はそのままで胃と腸をバイパスで繋ぐ延命手術となる。との説明を受けました。

 

手術後の治療は、この病院でも、先ほどの癌の専門病院でも引き受けてくれる事になっているので、手術後に考えれば良いとの事でした。

 

16日(火)に入院して、18日(木)に結果を聞き、4日後の月曜に手術する事に決まりました。

この頃は毎日が目まぐるしく、まるでジェットコースターに乗ってるような気分でした。

 

そして、すぐに手術に向けての準備が始まりました。

食べる事は出来ないので、輸血や点滴で体力の回復をはかりました。

 

この時夫が一番辛いのは、食べられない事だと熱弁していたのを覚えています。

病院の食事の時間が来ると「飯テロきた〜〜」とあんまりにも悲しそうにするので見かねた先生が飴だけ許可してくれました。

 

この飴問題が、未だに語り草になっていて、グルメの夫は、サクマのいちごミルクシリーズの何味とか、普通のミルキーとか、森永じゃなくてグリコのキャラメルだのと、かなりこだわりのある、おねだりをされるんですが、なかなか見つけられず苦労しましたよ(;^_^A  

いまだの謎は、キャラメルって飴なのか?

 

もう一つ重要なのは、歩く事。少しでも筋力をつけた方が術後の回復が早くなるそうです。

なので、きび団子みたいに飴を入れた巾着を持って病院の中をグルグルとお散歩したり、売店に飴を買いに行ったりと、がんばって歩きましたよ。

 

あと術後の胃を全摘出したあとの、食べる楽しみがなくなるリスクについては、目をつぶらずに現実を見る事で解決しました。

「胃を切った人の食事」の本を買い、娘も料理の勉強してくれたり、この料理はこうしたら美味しそうなんて家族会議したり、食べられる物の中で楽しみ方を考えたりする事で、いつのまにかに夫も問題視しなくなって、一番はりきって料理を考えてましたね(⌒∇⌒) 

 

夫だけを特別料理にするのではなく、家族も同じ料理を食べれるんだと言う事。

今まで通り普通に家族で食事が出来るんだって事に本人も家族もちょっと安心出来たんです。

 

今回伝えたいのは、命がけの賭けの選択をしたら前に進む事だけを考えた方が良いって事です。

それが正解だったのか、はずれだったのかなんて結局分からないんですから。

考えるだけ、時間の無駄なんです。

 

とか言う私も未だに、あの時・・・て考えてしまうんですけどね(;^_^A

泣いても悔やんでも、結局何も変わりませんでした。ティッシュと時間の無駄でしたよ。

せっかく悩むなら、まだ結果を変えられる事で悩む事をおススメします。

 

さて、長くなってしましったので続きは次回お話しますね。

ここまでのお付き合い、ありがとうございました!

 

 ●次回「大切な人が癌になってしまったら?」はこちらから

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